予防歯科
予防歯科とは？
予防歯科は歯科での専門的なお口のクリーニングやフッ素湿布などを定期的に行って、虫歯や歯周病などの歯とお口のトラブルを予防する歯科治療です。
自覚症状がなくても、お口の中では静かに虫歯や歯周病などのトラブルが進行していることもあるのです。虫歯や歯周病などにならないために、また、虫歯や歯周病が今以上に進行しないために、継続的に行っていく治療が予防歯科です。
「症状がない」は、本当に問題なし？
みなさんはどのような時に歯科に行きますか？「歯が痛い」、「歯がしみる」、「歯がぐらぐらする」、「歯茎が腫れる」など、歯や口の中の症状が出た時が多いのではないでしょうか？
初期の虫歯・歯周病は無症状
実は、症状が出てから歯科を訪れた場合、かなり症状が進行してしまっていることが多いのです。なぜなら、虫歯や歯周病などは、初期は自覚症状がないまま進行するからです。
虫歯や歯周病は生活習慣病とされ、もともとの歯の質や唾液の分泌量、食生活、歯と口のケアの仕方などが関連しあって発症します。そのため、一度治療しても再発することが多く、継続的な予防ケアが必要なのです。
気づかれにくいお口の異常について
かみ合わせや歯並びに問題があると、歯磨き時にブラシが届きにくい歯に歯垢や歯石が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。さらに、口臭の問題も生じることもあります。
口臭はデリケートな問題だけに周囲の人も注意しづらく、自分では気づかないままのこともあります。昔に治療した歯の詰め物やかぶせ物の金属が古くなった場合、入れ歯の手入れが不十分な場合なども、口臭が強くなります。
これらのお口の中のトラブルをいちはやく見つけて、適切な治療を行うためには、予防歯科での定期的なチェックが大切になってくるのです。
歯科で行う予防治療
歯科で行う予防治療には次の治療があります。
PMTC
PMTCは歯科で行う専門的な口の中のクリーニングです。専用の器具を使い、普段の歯磨きでは取りきることのできない歯垢や歯石、細菌を除去し、虫歯や歯周病を予防します。
フッ素湿布
フッ素を歯の表面に塗って、「歯を強くする」、「虫歯の原因菌が出す酸を出しにくくする」、「虫歯菌が出す酸で溶けた歯の修復を促す」ことによって虫歯を予防します。
ブラッシング指導
予防歯科で一番大切なことは毎日の家庭での歯磨きです。しかし、毎日歯磨きをしていても正しいブラッシングで行わなければ、予防の効果は不十分です。
個人の歯並びに合わせて、歯ブラシの持ち方、歯ブラシの当て方、力の入れ方などを丁寧に指導し、正しいブラッシングで毎日の歯磨きが行えるようにアドバイスいたします。
